ボルボ・カー 江戸川

ボルボ・カーズがエヌビディアとのコラボレーションを深めます。次 世代の自動運転車に NVIDIA DRIVE Orin を搭載

2021.04.14 NEWS

Press Release

Apr 13, 2021 | ID: 21-V016

本プレスリリースは、4月12日スウェーデン本社発の翻訳版です

ボルボ・カーズがエヌビディアとの協力関係を深化、

世代の自動運転車に NVIDIA DRIVE Orin を搭載

ボルボ・カーズは、エヌビディアとの協力関係を拡大し、次世代のボルボ・モデルに搭載される自動運転用コンピュータに NVIDIA DRIVE OrinTMシステムオンチップ(SoC)技術を採用します。安全な自動運転のためには、大規模なコンピューターパワーが必須条件です。自動車業界向けの最先端AI-コンピューティング・プラットフォームである NVIDIA DRIVE Orin は、前例のない 254 テラ(または 254兆)オペレーション/秒(TOPS)の能力を備えています。

ボルボ・カーズは、SPA2 モジュラー・車体をベースにした次世代モデルに、NVIDIA DRIVE Orin を採用
するグローバルに事業を展開する最初の自動車メーカーとなることを目指しています。この SoC を搭載し
た最初の車は、来年公開される次世代のボルボ XC90 です。

最高技術責任者のヘンリック・グリーンは、「私たちは、最高のボルボを作るために、世界をリードする技術企業と提携することの重要性を確信しています。NVIDIA DRIVE Orin 技術の助けを借りて、私たちは次世代の車で安全性を次のレベルに引き上げることができます」と述べています。
ボルボ・カーズが自動運転用コンピュータに NVIDIA DRIVE Orin を採用する計画は、可能な限り最高の安全基準を求めるボルボ・カーズの揺るぎないコミットメントに基づいています。
NVIDIA DRIVE Orin を搭載したコンピュータは、安全で継続的に更新される自動運転を可能にするための重要な要素となります。NVIDIA DRIVE Orin は、ボルボ・カーズの自動運転ソフトウェア開発会社である Zenseact や自社で開発したソフトウェアや、ステアリングやブレーキのバックアップシステムと連携して動作します。
NVIDIA DRIVE Orin によって追加されたコンピューティングパワーとグラフィックス処理は、ボルボ・カーズの技術パートナーである Luminar 社が開発した最先端の LiDAR 技術など、自動運転に必要な高度なセンサー・スイートを可能にします。
ボルボ・カーズの SPA2 アーキテクチャーは、生産開始時から自動運転に対応したハードウェアとして提供されます。ハイウェイ・パイロットと呼ばれる監視なしの自動運転機能は、個々の地理的な場所や状況に応じて安全であることが確認されたときに作動します。
本日の発表は、ボルボ・カーズとエヌビディアの協力関係の深化における次のステップとなります。2018年、ボルボ・カーズは、SPA2 をベースにしたクルマのコア・コンピュータにも、NVIDIA DRIVE XavierSoC 技術を採用すると発表しました。

NVIDIA DRIVE Xavier を搭載したコア・コンピュータは、ベースソフトウェア、エネルギー管理、運転支援など、車内の中核機能を管理します。NVIDIA DRIVE Xavier は、NVIDIA DRIVE Orin を搭載した自動運転コンピュータと連携して動作します。自動運転コンピュータは、視界や LiDAR の処理などのコンピューティングを必要とする作業に特化し、自動運転に必要な高い安全性を実現します。ボルボ・カーズは、より安全で、よりパーソナルで、よりサステイナブルな次世代自動車を実現するために、コンピューティングを集中化すると同時に日々製品の改良に取り組んでいます。
集中型コンピューティングアーキテクチャへの移行は、多くの複雑さを取り除くことを意味します。個々の機能やシステムを制御する複数の電子制御ユニットに頼るのではなく、ソフトウェアの多くを自社で開発し、車内の中央コンピューターに保管しています。これにより、無線によるアップデートを介して、より頻繁に機能の向上や拡張を図ることができます。
ボルボ・カーズとエヌビディアとの協力関係を深めるための財政的な条件は、両社間の最終的な交渉に委ねられています。

※本プレスリリースは、4月12日スウェーデン本社発の翻訳版です