3月4日は【セムラの日】
2025.03.04
NEWS
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3月4日は【セムラの日】
春を告げるスイーツを呼ばれる【セムラ】。
カルダモンが練りこまれたブリオッシュのような丸いパンに
アーモンドペーストと甘さ控えめの生クリームがタップリ挟まれている
スウェーデンをはじめとする北欧では古くから親しまれている伝統菓子で、
最近は日本でも目にする機会が増えました。
そんな【セムラ】は食べられる時期が決まっていて、
2025年は3月4日が【セムラの日】となっております。
ではなぜ3月4日なのか?
これにはキリスト教が深く関係しております。
日本でもなじみのある「イースター」の前に四旬節と呼ばれる
40日間の断食期間がありました。
この断食期間に入る前日の火曜日「告解の火曜日」と
呼ばれる日に食べられていたお菓子のひとつでした。
この断食期間の前にしっかりと栄養を蓄えておこうと、
ご馳走や甘くてカロリーの高いお菓子を食べて断食に備えるために、
【セムラ】も食べられるようになりました。
この「告解の火曜日」は現在では「ふとっちょ火曜日」と
呼ばれ親しまれております。
今現在のスウェーデンでは断食の習慣は無くなりましたが、
【セムラ】を食べる習慣だけは残っております。
厳しい冬の終わりが見えて春を迎える頃に出回るお菓子という理由から、
「春を呼ぶスイーツ」「春を告げるスイーツ」と呼ばれています。
そんな【セムラ】の食べ方ですが、上に乗っている蓋をスプーン変わりに
クリームをすくい取り食べても良し、フォークとナイフを使って食べるも良し、
または、そのままかぶりつくのもオススメです😊
3月4日に【セムラ】を食べて、スウェーデンの文化に触れてみるのも楽しいですね。